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THE『ハプスブルグ』 国立新美術館

JUGEMテーマ:展覧会

国立新美術館にて開催されている「THE ハプスブルグ」に行ってきました。ヨーロッパの名だたる画家たちの作品が一挙に展示されているということで評判を耳にしていました。お昼過ぎに行ったのですが思っていたように会場は沢山の人で溢れていました。

8割がウィーン美術史美術館所蔵の作品。4、5年前くらいにウィーンに一緒に行った友人は「これは見たことあるね」と言っていたりしたのですが、私はウィーン美術史美術館に行った記憶も、それらの絵を見た記憶もなく。。。興味を持っていなかったのか物覚えが悪すぎです。

会場はイタリア、ドイツ、オランダ、スペインの絵画が区分けされて展示されていました。

イタリア絵画は色合いも鮮やかでコントラストが印象的でした。

ティツィアーノ『イル・ブラーヴォ』、刺客が男を捕らえた瞬間、捉えられた男の形相に息を呑みます。


ルカ・ジョルダーノ『物乞い』。物乞いのうつろな瞳、痩せた胸元、汚れた手。王族、貴族、また宗教画が多い中これらの作品はどういう経緯で描かれたのだろうと思いました。

ドイツの絵画は鮮やかとはいえない独特な色合いと、人物の表情の描き方も堅さのようなものを感じました。

アルブレヒト・デューラーは『祈りの手』という作品のエピソードなどが頭にあり、有名な『若いヴェネツィア女性の肖像』を観ることができてよかったです。

スペインはベラスケスの『白衣の王女マルガリータ』『皇太子フェリペ・プロスペロ』は一度は目にした事のある有名な絵。

私はムリーリョの『幼い洗礼者聖ヨハネ』が好きです。
同じ子供を描いていますが、まっすぐで凛々しい瞳と、栗色の健康的な髪など惹き付けられます。

フランドル・オランダ絵画は、庶民の様子や風景画などが多く観られました。

ヤン・ブリューゲルの『森の風景』の木々と空の青の色が綺麗で、吸い込まれるような気持ちになりました。フランダースの犬のネロが最期に見ることができたルーベンスの絵は見所だったと思うのですが、ちょっと今回は集中して見ることができませんでした。

私にとっては今回の美術展は事前学習をしておいた方が良かったなとちょっと反省。
油絵の色彩の鮮やかさや、人物のたくましい身体など、日本人の視点でみると異世界の迫力がありました。その分どこか自分をよそ者のように感じて親しめない部分もあり。ハプスブルグ家のこと、時代における宗教的背景、神話の登場人物のことなどがもう少し頭に入っていたら、もっと積極的に見ることができたと思います。

お天気に恵まれた気持ちのよい一日でしたが、ランチでこ一時間話し込んだのと、美術館の中で長い時間を過ごしたので、外に出たらもう日がくれていました。
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乃木坂 ギャラリー間 「隈 研吾 展」

乃木坂にあるギャラリー間で開催「隈研吾展」に行って来ました。TOTOのビルの3Fと4Fがギャラリーになっています。展示されているのは、現在進行中または近年竣工予定の建築物のスタディ模型や図面。

建築について無知な自分は、「スタディ」という専門用語?を知りませんでした。設計したものを実際に立体で組み立てて多角的に確認するものだろうなと予測をして観察しました。ところどころ会場にはいくつか隈さんの言葉が載っていました”有機的なもの”とか”(環境に)負けながら”などが隈さんの中心にある建築思想みたいです。仕事帰りということもあってか、ちょっとそのような言葉のエネルギーを受け止めることができなかったのですが、ふと素直に建築模型を見ると言っていることがわかるような気がします。

有機的というのは生命現象を持ったもの(部分)が集まって全体を構成し、各々が影響を及ぼしあっている様。目を惹いたのは「グラナダパフォーミング・アーツセンター」のホール(+mood)。外から見ると蜂の巣みたいな構造になっていて、客席もいくつかに区分けされている。なるほど生物的なものを感じます。「浅草文化観光センター」は斜めの屋根が階毎に形づくられている。ちょっと不安定な印象を持ちました。

その他3階中庭の「ウォーター・ブランチ」。プラスチックのウォーターボックスがレゴみたいな形で組み合わさっているお家。これは実際に中にはいってみたり、取っ手を回して発電してみたりと体験型でうれしかったです。

建築についてこと興味があるわけではなく、また隈さんのこともあまり良く知りません。NHKのプロフェッショナル仕事の流儀で見たのと、根津美術館、サントリー美術館などを手がけているということでちょっと気になっていました。けれどそれ以上に立て替えられる歌舞伎座を手がけるのが隈さんなので、「これはちょっとどんなものを作っている人?」とそこが一番のトリガーでした。新しい歌舞伎座の外観イメージ案には私も含め周囲の知人たち(建築のことしらない歌舞伎好き人)は、「これは、、どうなのかなぁ、ちょっとセンス悪くない?」という意見が主流です。とはいえ私は現歌舞伎座の外観も内装も特別愛着はなく古くてほこりっぽいので建て替えには賛成です(この意見は少数派かもしれません)。新しいものを受け入れる気持ちは整っています。望むのは、清潔感と重厚感。芝居の空間を浮き立たせながらも客席までもがつながっているような異空間を演出してくれたらうれしいです。古典の真髄は「継承と発展」そこには是非”負けない”で欲しいです。そして新歌舞伎座は是非バリアフリーを。年取ってからも観に行く可能性高いですから。昨日婚約した海老蔵が団十郎になってその子供の海老蔵を見にいくかもですね。

今日隈さんの展示を見て「なるほどぉ」という実感はないですが、新歌舞伎座についてはなにとぞよろしくお願いしたいと思う今宵です。


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エーディーエーエディタトーキョー

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「レベッカ・ホルン展 −静かな叛乱 鴉と鯨の対話−」

JUGEMテーマ:展覧会

江東区にある東京都現代美術館、10.31からの特別展「レベッカ・ホルン展 −静かな叛乱 鴉と鯨の対話−」を観てきました。

レベッカ・ホルンは1944年生まれドイツの現代美術の女性作家。モダンでシンプルで広々とした会場に展示されている作品はどれも刺激的でした。機械仕掛けの作品が多く、ただのオブジェかなと知らないでみていると突然動き出したりします。ポスターなどにも使われていた代表的な作品の《アナーキーのためのコンサート》は、ただ黒いピアノが天井にぶら下がっていただけなので、” 天井にあって弾けないからアナーキーなのかな ”などと思ってしまったのですが、突然鍵盤がバーンっと出てきます。他の作品も常時動いているものばかりでなく、時間差でモーターが作動して動き表現されます。この時々動く感じが機械であると分かっていながらかえって生々しさを感じました。

作品は絵やオブジェが展示されているだけではなく、レベッカ・ホルンの詩が部屋中に映写されるインスタレーションなどもありました。《鯨の腑の光》 2002 水槽、作家による詩、ハイデン・チザムの音楽 。文字が壁に投影されてとても幻想的です。三半規管が弱いので身体がぐらっとするような感じがしました。部屋の真ん中には水が張られていて時々機械仕掛けの筆が黒い水面に文字を描きます(彼女の詩を書いているのでしょうか?)。

そのほかには4つの部屋で8つの映像作品が上映されていました。どれもきちんとした映画作品のようで、全部観るのは時間的に難しいです。「ダンス・パートナー」1978年47分の最後15分くらいと「ラ・フェルディナンダ:メディチ邸のためのソナタ」1981年85分を観てきました。「ダンス・パートナー」のラストは美術家の映画だなと感じたのですが、メディチ邸のためのソナタ」はフェリーニの映画のような質感だなぁと思いました。出演している細身の精神を患っている(と思われる)バレリーナの女性、どこかで見たことあると思って調べたらClaude Lelouch クロード・ルルーシュ・「愛と哀しみのボレロ」に出てきたバレリーナでした。モーリス・ベジャールバレエカンパニーのダンサーのようです。

私にとっては彼女の作品は生理的なところに訴えてくるようで、最初の部屋からちょっと拒絶したいような心持になりました。どんなに有名でどんなに素晴らしい作品でも誰にでも受け入れられるようなものではないです。かえって作家の魂が篭められている度合いが強ければ、それに反発してしまうような 心理を起こすこともあると思います。帰りに地下の図書館で彼女についての評論のようなものを少しだけ読んだら、他者と隔離された時期の経験から、距離(境界線)がありながらも他者とのコミュニケーションを、身体の拡張をイメージするような作品を手がけていることが多いようです。

とっても象徴的で視覚的にも印象的な作品ばかりです。また1960年代〜映像などもあるので少しノスタルジックでもあり、アート初心者でも興味を持ってしまう展示だと思います。

フクヘン。ブログ 「レベッカ・ホルン展 −静かな叛乱 鴉と鯨の対話」@東京都現代美術館


JUGEMテーマ:井上雄彦

また天井まで届く井上雄彦さんの墨絵が展示されています。身近な漫画家の一枚ですが、静かなる存在感に満ちています。これも実際に目にしたくて行きました。
フクヘン。ブログ 井上雄彦氏による東京都現代美術館パブリック展示

東京都現代美術館。江東区の深川にあります。今日回れなかったところもあるので、また足を運びたいです。

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山種美術館「速水御舟」

JUGEMテーマ:美術鑑賞

広尾にある山種美術館で開催中の「速水御舟-日本画への挑戦-」に行ってきました。
先日広尾駅に降りたときにこのポスターを見て心惹かれていたので本日出直しました。

ポスターにある絵は「炎舞」という作品。
炎の姿は高雅で生き物のよう。上部に舞う複数の蛾。一匹一匹が彩色豊かに煌いていて絵の中に吸い込まれていくような気持ちになります。ダイナミックでありながら神聖な風格が漂っていました。

【翠苔緑芝】

屏風絵です。琵琶の実の彩色がとっても魅かれました。橙色をじっと見てふと他の琵琶を見ると、黄色だったり緑色だったりします。その色合いと組み合わせに意識が一瞬分散しつつ、また一つの絵に戻っていくようでした。

紫陽花は青色に咲いているのですが、つぼみの部分、咲き始めの花の部分の色合いと質感の差が美しくまた心地よく感じました。

白梅】 【紅梅】
 
「紅梅」という作品と二対で展示されていました。墨が滲んだ背景に白梅が清楚に咲いています。
細くもしっかりした枝が空にむかって描かれています。うっすらと金粉?光が散りこめられていて、ふと見やると薄い三日月が出ています。実物の梅とはまた違った絵画特有の美しさがあり、じっと見ているとその世界に入っていてってしまうような奥行きがありました。

名樹散椿】

遠めにもダイナミックではっきりした色合いで目を惹く作品です。けれど、これもゆっくりと一点から他の一点へと視点を移動してみていると奥行きを感じる作品です。桃色と白のまだらの椿、赤い椿、咲ききっている椿、蕾の椿。そしてぐぅっと目線をしたの方へ移動すると落ちている花びらの姿。地に落ちても椿の花の美しさが続いているようでした。背景の金色のグラデーションも意識せずとも視覚に飛び込んできてなんともいえず綺麗でした。

【あけぼの・春の宵のうち あけぼの】

柳のしだれ具合が艶かしく絵でありながら生命が宿っているのを感じました。ピンク色に明けてきた空を背景に、黒いカラスが二匹、とっても印象的です。造形的な印象よりも、まさしく明けてくる景色の中で一種感傷にひたるような気持ちになりました。

【あけぼの・春の宵のうち 春の宵のうち】

薄闇の中で咲き誇った桜の木が立派な姿であらわされています。そして目線を右へまた下へ移動すると、はらはらと落ちる花びら。右上には薄い三日月が。桜は生物ですが、闇の広がる中に物言わぬ静寂の時。まるで美術館の中にいるのを忘れてしまうようでした。

他にもたくさんたくさん素敵な絵がありました。
私は美術のことについては素人なので、技法や構図のことなど知識はありませんが、目線を動かして一つの絵を見続けると、描かれている世界が動的になり広がっていくことをこの度発見です。

日本人だからかな、そんなに意気込まなくても素直に美しい作品だなと感じ入りました。

他には海外に留学していたときのメモや家族に当てた葉書などが展示されていました。ハガキには(パリだったかな?)”自動車が行きかっていて道がピカピカ光っている”とか(ギリシャだったかな)”タンポポのような黄色い花がありました”などと書かれていて、簡素でありながらも優れた画家のその時に見た情景が素直に伝わってきて心地よく感じました。

鈴木芳雄さんのブログでも紹介されています。
「速水御舟―日本画への挑戦―」@山種美術館
 フクヘン。- 雑誌ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ

休日だったのでそれなりに混んでいたのでちょっと意識の集中が途切れることもありましたが、ともて良い時間を過ごせたと思います。
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けれど帰ってきてとても疲れたなと思って長い昼寝をしてしまいました。絵画を見ることに慣れていないのと、絵画を見ることはそこそこ疲労する行為なのかもしれないです。。。

また良い絵画展があったらちょくちょく足を運んでみたいですね。

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久しぶりのブログ 新潟妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」

JUGEMテーマ:美術鑑賞
撮影した写真が手元になかったので、感想のブログをアップしていませんでした。
1ヶ月以上前の出来事ですが、9/11 新潟妻有で開催されていた「大地の芸術祭」に行ってきた感想です。


新潟妻有「大地の芸術祭」-1

新潟妻有「大地の芸術祭」-2

新潟妻有「大地の芸術祭」-3

新潟妻有「大地の芸術祭」-4

新潟妻有「大地の芸術祭」-5

新潟妻有「大地の芸術祭」-6

新潟妻有「大地の芸術祭」-7


新潟妻有「大地の芸術祭」-8
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新潟妻有「大地の芸術祭」-1

新潟妻有の大地の芸術祭に行ってきました。
以前、
茂木健一郎さんと北川フラムさんの対談を聞いた際、この芸術祭に行ってみたいなぁ〜と漠然と思っていました。

母親の知人の娘さん(芸大生)が作品を出品していて、そのご家族の話を聞いているうちに興味を持った母が「なんか新潟でやってる美術のやつ行かない?」と母親から誘われて。

まさか現代アートの祭典に母親と一緒に行くとは思っていませんでした。

しかし当日東京駅で待ち合わせするとマスクをして憂鬱な顔をした母の姿。
「今日は風邪をひいてつらい。あなたと旅行なんてめったにないことだから調子くるったのかしら・・・」と。
まっ失礼なっと思いつつも、まっいっかと新幹線で新潟を目指します。

越後湯沢着。
親子二人突然に行くことを決めたため、ツアーに申し込んだつもりだけれども、どういうツアーかをイマイチ把握できてませんでした。

集合時間の20分前くらいにバスターミナルに行ってみると、マイクロバスが何台か。
北周りコースのバスを教えてもらって乗車。
席はあらかじめ決まっていました。
人数が揃ったところで運転手さんが、やさしく明るく「みなさまおはようございます」と声をかけました。
「おはようございまぁす」と小さく元気に母親が挨拶を返しています。

よくよく聞いてみると、どうやら今日一日このバスに乗っていればガイドさんがついて色々な拠点に連れて行ってくれるそう。
「わーい、楽チン楽チン」と嬉しくなりました。


一箇所目のアート
作品番号 : 11  開発好明  【日本】
千色屋  制作年:2009年


千色屋とあるように千色の色が使われているおうちだそうです。

アート然としていない、普通の田舎の小屋とも取れる雰囲気なんですが、”千色”の色というのは凄いなぁ、面白いなぁと思いました。


小屋の2階です。
カラフルな全て別々の色が彩色されています。
純粋に可愛いなぁと思いました。
小さな夢がある感じです。

2階は急な階段を上がるため、体調悪い母親は外から小屋と人々を傍観していました。


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新潟妻有「大地の芸術祭」-3

作品番号 : 13  京都精華大学  【日本】
枯木又プロジェクト
制作年:2009年

3つ目のアートに着くころには空が晴れてきて、暖かな日差しが差し込んできました。
普段は木々の一つもないような町にいるので、沢山の色に囲まれてなんて素敵、なんて楽しいっと自然の景色を見ているだけで気分上昇でした。

学校の中では冷たいお茶を振舞ってくれて、「ありがとう」と嬉しそうに飲んでいる母。
バスの中で「ねぇ、生きてたらまた次もあたし来たいわぁ」なんて言っていて、いや普通に生きてるでしょ何事もなければ、と思いつつ、「そうだねぇ、楽しいねぇ」と私もノリノリ。





作品番号 : 13
森太三
【日本】
Sky Mountains2009


制作年:2009年



作品番号 : 13
内田晴之
【日本】
大地の記憶


制作年:2009年

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新潟妻有「大地の芸術祭」-4

3つ目は

作品番号 : 8  古郡弘  【日本】
胞衣 みしゃぐち
制作年:2006年

雨で壁の土が少し湿っていました。

小さな坂を下ろうとおもっって一足、二足いったら、ぱっと空が見えました。
まだ濡れている土に足をとられ、すべって転びました。
恥ずかしかったです。

翌日筋肉痛になりました。


作品番号 : 7
うぶすなの家
制作年:2006・2009年
お昼はここうぶすなの家でお弁当をいただきました。



自然の中で育てられ、お母さんたちが心をこめて作ってくれたお惣菜。
とっても優しいお味でした。

2つ目のアート「WASTED」で”その気”になってる母に、「どう?おいしい?」と聞いたら「うん、普通」という返答。
やはりあの「WASTED」が特別気に入った様子。

妻有の土地で、沢山の色に囲まれて幸せな中、秋の花のこのオレンジ色のなんともいえない温かさと美しさ。
都会で見るのとは、全然違うのです。
この向こうでは、野良仕事をしているおじいちゃん。
そのおじいちゃんの姿まで、どこかアートのような。
とにかく気分上昇です。


作品番号 : 7 市川良夫 【日本】 
練玉のルイーズ
制作年:2009年
うぶすなの家の2階に展示されている作品です。
他にもいろいろあります。

窓から差し込む光がきれいで。

上野の美術館や博物館で見る作品も素晴らしいのだと思うのですが、この妻有の、このうぶすなの家のこの温かな光の中にたたずんでいる作品は、すぅっと心の中に溶け込んできます。

自分と地続なところに作品があります。
アートと親しむことができます。


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新潟妻有「大地の芸術祭」-5

お昼ごはんを食べて、次に訪れたのは小学校。
ガイドの方が「ここにはひきこもりの子どもがかくれていたりするので見つけてくださいね」と言っていて、なんだろうと思っていると、時計の上にちろりと姿が。


作品番号 : 9 山崎龍一 【日本】
Culture bound syndrome
制作年:2009年


「あらら〜まぁ」なんて思いながら教室の中に入ると、


黒板消しのイタズラにはまった引きこもりの子が。
この姿を見て母が「まぁ、なんてかわいいのかしら、連れてかえりたいわねぇ」。


小学校時代優等生の正反対だったらしい母は、この子たちに共感を得たようで、愛おしく思ったみたいです。

学校の成績の話をしていたときに、「成績がほとんど1だった、本当に何をやっても駄目だった」と本人は記憶しているみたいだけれど、「逆にほとんど1はすごすぎでしょ!」と吹き出して母につっかえした記憶があります。
少年・少女時代は無垢な上に楽しい明るい思い出が多い人もたくさんいると思います。
けれど、傷つきやすく、周囲と上手く調和を取れない時代だった人も少なくないかとも。
そんなちょっと淋しげな童心の記憶も小さく浄化してくれるような、そんな子たちと出会いました。

アートってどこか「わかる人」にしかわからないもののようで、アートを見に来る人ってどこかおしゃれな雰囲気だったりもします。
けれど、何にも知らない母が作品に心をひきつけられている様子は、娘の立場から見てもほほえましく、ストレートに「あぁアートっていいなぁ」と素直に思える瞬間でした。
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新潟妻有「大地の芸術祭」-6

次は、今回のコースのメインともいえるジェームズ・タレルの光の家へ。
この作品は北川フラムさん、茂木さんの対談または池上高志さんの講義などでも出てきたアーティストに作品なので、その実体については何もしらないのだけれども唯一「聞いたことあるある!」というミーハーな親近感でとっても楽しみにしていました。

作品番号 : 63 ジェームズ・タレル 【アメリカ】
光の館
制作年:2000年



たたみの部屋に寝転んで天井を見上げます。


少しずつ扉がスライドして天井の開いた四角から空が見えてきます。


扉が開くとそこには青い空と白い雲。
そして白い雲に透けて反射する太陽のまばゆい光。

ここでも「あらららら〜」と太陽の眩しさに目を小さく細めながらも、空の美しさを覗いて感動です。
ただ天井が四角く開くだけです。
ただただそれだけです。

このアートは日暮れとき、または明け方に空の色が刻々と変わっていく様子を見るもの。
いわゆる作品の”醍醐味”を味わうことはできなかったのですが、ゆっくりスライドする扉からすぅっと覗く空の景色は、一人で見上げるいつもの空よりも「特別」を感じて美しさが協調されていました。

母の知人(娘さんが芸大生)は光の家を「たいしたことなかったわよ」と言っていたらしいのだけれど、母はそれに対して一言「彼女のところは芸術家一家だから、逆にこだわりがあるのかもしれないわね。私はなんだかわからないけれど、感動だわぁ。泊まってみたいわぁ」とガイドの人にこの家のことについて色々と質問していました。

このお家に泊まる人は、ひねもす何もしないでただ外を眺めているなどしている人も多いそうです。
「瞑想」の家というコンセプトもあると言っていました。
それを聞いて、この家で何も考えない、また何をか頭に浮かんだことに浸るって素晴らしく素敵な時間なんだろうなぁと感じました。
そうする時間の演出がなされていると思いました。

こちらのブログに詳しく書かれています。他にもたくさんのブログで紹介されている作品です。
ジェームズ・タレルの「光の家」に泊まって
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