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シルヴィ・ギエム写真集 「Invitation: Sylvie Guillem」

Gilles Tapie,Sylvie Guillem
Oberon Books Ltd

昨日観て来たレベッカ・ホルンの映画「ラ・フェルディナンダ:メディチ邸のためのソナタ」で、ベジャールバレエ団のダンサーを見て、家に帰って思わず広げた写真集「Invitation: Sylvie Guillem」

Sylvie Guillem(シルヴィ・ギエム)というバレエダンサーのことを知ったのはいつだったでしょうか。真昼間の白い壁が印象的な部屋で黒いチュチュをつけて周り続ける黒鳥『白鳥の湖』。赤い色をのぞかせる長いスカートを翻して踊るキトリ『ドン・キホーテ』(「美と神秘のプリマ シルヴィ・ギエム [DVD]」で見ることができると思います。)確か何かのきっかけでTVで見たのだと思います。私が知っているバレエの世界は狭く浅いものです。けれどもギエムの身体が繰り広げる表現を目にしたときに、まず第一に”バレエ”というジャンルのことが頭から無くなり、”シルヴィ・ギエム”という存在を心に焼き付けることになりました。

東京文化会館でギエムの出演する東京バレエ団の公演を見に行ったおり、この写真集の予約販売をしていたので迷わず購入しました。

本書の前書きでは彼女のことを「神聖なる怪物」と表現されています。19歳でパリ・オペラ座バレエの最年少エトワールとなるが、彼女の天才的な身体と精神は古風な一つの世界に留まることを許さなかった。彼女はオペラ座に対して「ノン」をたたきつける。本書に「私は頑固で、もうコミュニケーションもできない最悪な極限まで達していたので、後戻りすることは不可能でした。辞めなければ、ほとんど自殺するしかなかったでしょう。生き延びるために、世界に向けて自分を開くために、私の前に立ちふさがっていた愚かな壁を飛び越えなければならなかったのです。」
ギエムの精神を受け留めることができなかったフランスは国家的財産を失ってしまう。

その後ギエムはイギリスのロイヤルバレエ団に移籍し、天才的な振り付け家たちからオファーを受けていく。互いの才能が化学反応を起こすような、信じられないような身体表現の世界を繰り広げ人々を驚かせてゆく。

けれども彼女はいつでも誰のものでもなく、孤独で、また孤独ゆえに自由であり続けているように思えます。

写真集「Invitation」ではギエムの超人的な身体と、気高い魂の様子、またオフではチャーミングな彼女の一面を見ることもできます。これからも大事にしていきたい私にとっては貴重な一冊です。

    
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琉球舞踊「真木の会」

JUGEMテーマ:伝統芸能

琉球舞踊を習っている友人のお誘いで11/5(木)「真木の会」に行ってきました。
「真木の会は」琉球舞踊会の若手ホープでいらっしゃる志田真木さんが年1回開催している舞踊会です。今年は東京の日本橋にある日本橋劇場で行われました。

前半に踊られた「坂本節」「伊野波節」は古典といった趣でこの舞踊を素人にまで” 魅せる ”のは難しいだろうなぁと感じました。けれど一足一足を出す姿、ほんの少し身体を傾けたり回ったりしたときの重心がぶれない姿を観て、古典が表現しようとする世界の真髄の一片を感じました。

後半は”雑踊(ぞうおどり)”という分野に属するものが中心でした。前半と打って変わって真木さんの若さの魅力がストレートに伝わりました。

遊女が愛する人との分かれを惜しむ「花風」。質素な着物に髪を大きめに結い上げて、恋愛に点る切なさが女心が純粋に伝わってくるようです。

「汀間とぅ」は着物の裾も短く素足を出し軽やかなリズムの舞踊で、とても親しみやすかったです。

ラストは「浜千鳥」。音曲は舞台の後ろに隠れ水辺をイメージしたような照明が印象的でした。そこに水色(だったかな?白かも)のシンプルな衣装を身に着けた真木さんが登場します。身体にリアルな重みを残しながらもふわふわと指先までもが本当に鳥のように舞台を行き交います。音楽の楽しさ、浜千鳥の愛らしさに一瞬にして心を掴まれました。おもわずノッテしまいました。表現しているのは人間ですが、真木さんの千鳥は動物に見出せる” 無垢 ”な面が乗り移っているようでした。
「あぁ今日来て良かった」と思うラストになりました。

「真木の会」に始めて観に行ったのは5年前くらいのセルリアンタワー能楽堂です。真木さんの若さ・美しさそして舞踊力を裏付けるにピッタリの会場だったと思います。表現されるものは表現者や表現物だけでなく、それを演出する会場やそれを支えるスタッフ、また観客の質によって大きく印象を変えることがあるように思います。次回以降もまた真木さんの「特別な魅力」が引き立つような会場に、観客の一人である私の身も運べることができたらうれしいなと思いながら日本橋劇場を後にしました。
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