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「課外授業ようこそ先輩-生命の起源を旅しよう!-」辺境生物学者の長沼毅さん

 何ヶ月ぶりのブログ更新です。
本日NHKで放送された番組「課外授業ようこそ先輩-生命の起源を旅しよう!-」を見ました。忘れてはいけないと、録画しておきました。

今回の先輩は辺境生物学者の長沼毅さん。

以前NHKプロフェッショナルの流儀に出演されていて、ふと途中から番組を見ただけながら、その話の面白さ浮かび上がる人柄に「うん?!」と思わず身を乗り出してしまいました。
それから長沼さんの著書を読んだり、科学未来館でのトークセッションなどを聞きに行って更に科学のこと長沼さんのこと、面白さ爆発でした。

「課外授業ようこそ先輩」は見た事なかったのですが、小学生との交流ということで、微生物の不思議などを講義するくらいかなと思っていました。

もちろん深海の生物のこと、そこら辺にある石ころの中にも生物がいることなどを体験授業で教えていきます。そこから宇宙の他の星にも同じように生命がいる可能性について語ります。それだけでも小学6年生たちにとっては驚きと楽しさの連続だったと思うのですが、最後にその子供たちに長沼さんはあるお題を出します。

宇宙の気持ちになって生命を考える「もしわたしが宇宙だったら」。

こんな哲学的なこと、小学校六年生に問いかけることに驚くと同時に興奮です。

” 人がたくさんいると楽しいことはたくさんある。苦しいこともたくさんある。もし人が一人もいなければ、楽しい事も苦しい事も何もない。私は生命が欲しい” 
人生は苦しい事よりも楽しい事の方が多いと思うという女の子に長沼さんは、「お釈迦様は言っている。人生は苦しい事が9割、楽しことは一割にも満たない。けれども先輩達は楽しそうにしてるでしょ。苦しい事がたくさんあっても人は楽しく生きる事ができる。それを知恵っていうの。知恵というものは深い。」

” 不安や悩みや争いが起きるくらいなら、生命を作らない ”
これを書いた男の子に長沼さんは、「争いを起こすこれが一番問題だよな俺もそう思う。それでも宇宙は生命を作っちゃった。宇宙は生命を滅ぼすと思う?」と問いかけると男の子は「滅んでほしくはない」と答える。「何かできることがあるだろうか」に「あると思います。」
「そのことを中学校に入っても考えて。君にならできると思う。」

” もしこの宇宙に生命がなかったら、そこには何もないさみしいところ。宇宙には感謝する。生命が生きる場を作ってくれた。私はこの世に生きられてうれしい。”
これを読んで長沼さんはこみ上げる涙をこらえて「素晴らしい、よく書きました。立派です。」と一言。

子供達が書いた原稿用紙一枚の作文を読んで、その子に語りかける長沼さんのピュアな心とまっすぐな眼差しが素晴らしいです。そして長沼さんの言葉を受けた子の表情の変化に私も涙しました。元々あった素晴らしい種がぱっと芽生えるような瞬間です。
ピュアにストレートに玉を投げかけた長沼さん。それを長沼さんの想像を超えて大きく打ち返す子供達です。素敵なセッションでした。

地球の中でも一番厳しい過酷な環境にいる生物を見る。そうすれば生命の限界が見えてくる。限界を見るということは可能性をみるということ。そうすれば生命の本質に迫ることができると長沼さんは言っています。
探究心だけでなく、ものの見方や人柄に魅力あふれる科学者だなぁ、と今回も大変感銘を受けました。

トークセッションのときに著書にサインを貰ったのですが、「この本に書く言葉は決まってるっ」といって
”海は広いな大きいなお酒だったらうれしいな”
と書いてくれました。
とってもお調子者っぽい雰囲気もある、非常にお酒好きの飲兵衛科学者さんでもあります。


「課外授業ようこそ先輩-生命の起源を旅しよう!-」
http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/archives/archives342.html

長沼さんブログ「炎と酒の夢日記」
http://blog.livedoor.jp/ibaratenjin/
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サイエンストーク 「国産の食品を見直そう」「日本の食品は安すぎる」

podcastでサイエンストークの2010年1月17日放送「国産の食品を見直そう」聞きながら通勤。
http://www.tbs.co.jp/radio/xitalk/

トークゲストは山本謙治さん。私たちがついつい見逃していたり、目を逸らしてしまっている食品問題について、興味深いお話をたくさんしていました。
日本の食品は安すぎる。日本では食品の価格の権限が消費者にあり、多くの人が低価格に依存してしまうため、提供側は品質を落とすしか利益があがらない。農協などの仕組みも、戦後の時代には効果がった仕組みも現代にはそぐわない部分がある。

無添加のハムの価格は普通のハムに比べて数倍。望みはしてもなかなかその金額は出せないと安いハムを購入しているけれど、本当にそれが自分にとって得なことなのか?安いからと輸入食品を購入することによるお得感はどこまで続くことなのか。それどころか、安い食品を求めることで、見えないところで新たなリスクを生んでいるのではないか。

日本人の富裕層は高い値段の食品をそれほど好んで購入しない。食の高級志向は霜降り肉とかにいきがち。海外の富裕層は、手間ひまのかかっているゆえに価格の高い自然食などを購入するそう。生産者を支えることにもなり、そういうことで社会を育てていくという思考があるらしいです。

不況の影響などで、食費にそれほど家計をまわせない人がたくさんいる。私もその一人。けれども、今一度客観的に、そして文化的に食について考えて、時々でいいからきちんとした食品を購入するように心がけようかなと思いました。

こちらが立てばあちらが立たず。世の中の仕組みはそういうものなのだろうけれど、今一度ベネフィットについて消費者の立場からも考えていかなければいけないですね。


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今世紀最長の日食IN東京(部分日食)

トラバックBOX 日食見ましたか???

やっぱ観ようと決めた日食。
会社を午前休して観察しました。

東京は朝からあいにくの雨。
ホットな皆既エリアの悪石島も悪天候。
沖縄の辺りは時折日が差したりしていて、中継でも騒がれていましたね。

私は食入りして暫く、東京は雨が止んだので、地元の近くの土手に繰り出しました。
情報と知識不足で太陽の位置が分からず、自分なりに360度見渡すように、キョロキョロウロウロしてみたのだけど、雲ばかりでどこにも太陽の姿を確認できません。。。

11時過ぎに家に帰る途中、ふと空を見上げると太陽の姿が!
薄雲はかかっていましたが、はっきりとくっきりと月の影が太陽を覆っている姿を観測できました。
「はっ、見えた!!!」と思って、より良く観察しようと日食グラスをかざしてみたのだけど、何も見えず。これくらいの光では届かないのかなと思って、目を細めながら裸眼で観測。(←本当は裸眼での太陽観察はいけません!)
イメージだと太陽の〇に月の黒い〇が覆って太陽の〇が欠けていくイメージだけど、実際に見ると月の影は立体的で、平面的な絵ではなく、星(物体)同士が重なり合っているのが良く分かってちょっと感動。

東京では最大70%欠けるというので、少しは暗くなったり、日食時独特の突風などの自然現象も楽しみにしていたのですが、そのような「特別」を感じるような現象は特に起きませんでした。

家の前で「あぁっ〜〜〜〜」って必死に空を眺めている間も、ゴミ収集の係りの人たちはゴミを収集し、鍛冶屋家業の職人さんは仕事に精を出していつもと変わらぬ生活を営んでいました。
東京では、この天体ショーも”興味”をもって”意識”しないと感じ取れない情景であったと思います。

午後仕事に行こうと駅に向かう途中、近所の八百屋の大将が、道行く人に「はっきりと見たよ日食!」と熱心に語っていて、同じ町に同じ感動味わっている人見つけたぞ!と少し嬉しくなりました。

嬉しさ胸に職場に出ても関心のある人もいないし、さっきまでの天体ショーがウソのような日常の現実に戻されて、瞬時悲しくなりましたが、それもまたっ、ま、うぅっっ、そういうもんだっっ、て言い聞かせてみました。 アハハ!
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JUNKトークセッション「宇宙ってこんなにおもしろい!」

サイエンスカフェの企画で、JUNK堂のトークセッションに行ってきました。
JUNK堂のカフェ(のような設置)で、コーヒーを片手に科学者のお話を聞くというものです。

週末は友人とご飯を食べる予定だったのですが変更になったため、空いた時間を埋めたく。
また、新宿のJUNK堂に行ったことがなかったので行ってみたく。また翌週に控えている日食の情報を得たく、ぶらりと立ち寄ってみました。

お話してくれたのは渡部潤一さんという天文学者です。
「失楽園」で有名な作家の渡辺純一さんとよく間違えられるそうです。
そんなネタを切り口にして、いつの間にか天文の話になっていきました(笑)。

今年2009年は「世界天文年」に制定された年だそうです。
世界天文年の企画
「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」では星を見たことを報告、1000万人を目指しているそうです。もう7月なので2009年を折り返してしまっているのですが、現在で200万人ちょっと。
「今日来ている人は、星を見たらここに報告するの義務ですよっ」と渡部さん(笑)。
私も報告してみようと思います!

その他渡部さんのお話。
生まれたばかりの赤ちゃん星の説明をしてくれたのですが、”生まれたばっかり”で5000万歳(って言ってたかな?)。人世界の感覚と照らし合わせた時のギャップがある前提を匂わせておきつつ、
「まさに今生まれたばっかりの赤ちゃんなんですよ〜」と強調しているので思わず笑ってしまいました。
(こんな観測記録がありました)Astro Arts「ハッブル宇宙望遠鏡が初めて明かした、小マゼラン雲の赤ちゃん星たち」

多くの人が関心を持っている、地球外知的生命との通信について。
何十年か前に科学者がすでに、地球外知的生命に向けてメッセージを送っているそうです。けれど、”もし”そのメッセージが相手に届いて、”もし”相手がメッセージを返してくれるとしたら、それが地球に届くのがだいたい4000年後(って言ってたかな?)だそうです。
けれども、届いた先の相手の文明が地球でいうところの原始時代のようであったりしたら上手くいかないかも、とも言っていました。

そもそも地球外知的生命が存在するかどうか。
非常にシンプルな確立でいうと、地球と同じような環境を持つ星はあると考えて、「きっとその星にもJUNK堂があって、今頃同じようにトークセッションでもして、同じように知的生命が他にあるかとか話してるんでしょうねぇ」などと渡部さんは言っていました(笑)。

渡部さんの語り調はどれもこのようにちょっとジョーク感があって、お話上手な方だと思いました。

肝心の日食については、一般知識に留まる程度でした。
ちなみに東京で皆既日食が見られるのは760年後(くらいだったと思います)の8月12日だそうです。渡部さん「夏休み真っ只中、いいですね〜」と言っていました(笑)。

最期5名様プレゼントのくじ抽選がありました。
プレゼントの内容は「日食グラス」だったのですが。この次期はもう品薄で入手困難だったため「超欲しい!」と思っていたら、思いもがけず当たってしまいました!
トーク参加人数は40名程度なので高い倍率ではないですし、プレゼントの品も高価なものではないのですが、当たってすっごく嬉しかったです。

嬉しい気分も相まって、渡部さん著書の「夜空からはじまる天文学入門―素朴な疑問で開く宇宙のとびら」を購入。サインしてもらい岐路に着きました。

※肝心な数値のところがうる覚えで残念です。。。
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『長沼毅トーク・ライブ――脱・「知的」生命探査のススメ!』 第4回

『長沼毅トーク・ライブ――脱・「知的」生命探査のススメ!』 全4回の4回目が昨日で終わってしまいました。

のっけから長沼さんが福岡さんに「生物と生命の違いはなんですか?」から始まっていて、ちょっと興奮しました。
※王様のブランチでも紹介された福岡氏のベストセラ本は「生物と無生物の間」という題ですし。

福岡さん生命(生物)は動的平衡(ダイナミック・イクイリブリアム)の話で、我々の身体を作っているもの全て、常に破壊と新生が繰り替えされていて、1年で大体全部入れ替わる。だから、去年のあなたと今のあなたは全く別人と言ってもいいって。
そしたら長沼さんが「じゃぁ、別人だっていうのなら、去年約束したことを今の自分は守らなくってもいいのかって、俺おもっちゃう、ふぉふぉ」
と言っていたのが可笑しかったです。

素人には不可解ながらも魅惑的なキーワード”エントロピー”が会話の中に出てきます。
エントロピーより、常に先取りして秩序を保とうとするのが生命現象だっけかな?(違うな)エントロピに対して秩序を持とうとすると、その分またエントロピーが増大して、それが宇宙のなんたらこんたらって、長沼氏が、味噌汁論で言ってたの、もいっかい聞きたいですっ。

質疑で最後女性の質問に対する二人の回答もまた面白かったです。
熱帯魚の死と観葉植物の死、どっちが悲しいかということで夫婦喧嘩した、お二人はどちらの方がより生命として重みがありますか(だったかな、違ってたらすみません)。という質問。
福岡氏
「私たちが生きるということは、毎日食事をするように沢山の生物の死の上に成り立ってます。生命に高等下等はないので、熱帯魚の死も植物の死も両方同じように悲しんだらよいと思います。私からはそれ以上の答えはありません」(だったと思います)
長沼氏
「オレは、ホモサピエンス原理主義だから!ホモサピエンスが一番大事!だいたい殺虫剤でシャーってやったらバクテリアなんて何万匹って殺してちゃってんだしさ。だからあなたは、福岡さんのとオレのと間とってみたらどうでしょか、、、ふぉふぉ。」(だったと思います)

同じ「生物」を扱う科学者でありながらもカラーの全く違う二人で、ちょっとスリリングにも思える対談でした。
けれども、そのカラーの違いによってこの対談の面白さが溢れていて、とっても楽しかったです。

この対談シリーズ、TVでは味わえないライブ感の面白さを堪能しました!
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「できそこないの男たち」


できそこないの男たちという題名に、男性は思わず「え?何が(何で)できそこないなの?」と、女性は「ということは女の方が偉いの?」みたいな気持ちを抱いて、この本を手に取るかもしれないです。

生物は本来女性(メス)が基本仕様であり、男性(オス)はその女性の基本仕様が作り変えられて(カスタマイズ)できたものである。
オスは急場しのぎのそのプロセスによって負荷がかかり、生物学的に不整合な仕様を持ち合わせてしまった。
しかし、本書はそのような生物学的な女性の優位性、男性の下等性に言及したものではないです。

この著者の書く科学書が面白いと感じるポイントの一つに、科学者を中心とした研究の歩みや背景がドラマチックに描かれているところがあると思います。
この本でも科学者の研究エピソードがいくつか紹介されています。

顕微鏡を開発し見えないものを見ることに成功したレーウェンフック。
彼は顕微鏡の拡大の中にうごめく精子を発見、精子は生殖に関係していることを予想した。
ネッティ・マリア・スティーブンスは来る日も来る日もチャイロコメノゴミムシダマシを解剖し一つの小さな染色体、Y染色体を発見した。

プロローグに出てくるデイビッド・ペイジは男性決定要因である遺伝子をZFY遺伝子であると予測し、学会に聖杯の招待の鍵を握る男であること知らしめた。
しかしその聖杯の招待への鍵は誤認であることが、ライバルであるグッド・フェローによって明らかにされる。
ZFY遺伝子を持たずに男性化するタイプが発見されたのである。
また、他に踏まうべき条件を兼ね備えたSRY遺伝子こそが男性化の決定因子であることが証明される。

途中まで絶対的に優勢でありながら破れ去った者と、最後に勝利をつかんだ者のせめぎ合いにどきどきしました。特に敗れ去った者ペイジのことを思うと、言い知れない切なさが胸をよぎります。
Y染色体、X染色体など、確か高校生の生物か何かでやった記憶はあるのだけれど、この本で改めてその存在・仕組みを覗き見ると、それはテストの穴埋め問題のために覚えるただのワードなんかではなく、なんと魅力的でスリリングな存在か!と引き込まれてしまいます。
けど、ちょっと最期に出てくる「加速覚」の話はこの本の中では唐突だなぁと思いました。(あくまで個人的な感想です。)
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